先日、ずっと話を聴いてみたいと思っていたwamer wamerの高橋一也さん×早川ユミさんのたねと古来種野菜のトークライブに友人と参加。
会場はずっと行きたいと思っていた犬山のオーガニックレストラン「星月夜」。
以前から高橋一也さんの主催する「種市」のような、種の活動と生産者と料理や消費者とサブカルチャーを繋ぐイベントがやりたいと思いつつも、「種市」にはなかなかタイミングが合わずに参加出来ずにいたので、今回のイベントは今後自分がたねの活動を続けていく上でヒントになる部分がいくつかありました。
高知在住の早川ユミさんのことは全く知らずに行ったのですが、日本みつばち飼ってたり、冷えとり靴下の重ねばきも実践されてたり、常滑に住んでた事もあったりと必然的な縁も感じました。
最初に少し対談のあとユミさんのライフスタイルの映像をただ流すだけの時間もあったのですが、あえて説明を入れずに日々の日常を流すだけの映像も良いなと思いました。
映像の後に対談、その後に古来種野菜の試食もありました。
高橋さんも言われてたように古来種の野菜は単調な味でなく、深みがあるのでシンプルな調味料との組み合わせがもともと持ってる個性を壊すことなく表現出来る調理法だと思います。僕もそれは全く同じことを思っていたので自分の中でも再確認できたことは良かったです。
種苗法、種子法、遺伝子組み替えやゲノム編集、2050年問題、の問題についても触れていたですが遺伝子組み替え作物が必要とされる理由として急激な人口増加の問題も取り上げられていたのも印象的でした。
他にも哲学的な話もされていて、それぞれがなぜ種子が大事なのか?を一度自分に問いただしていく場も作っていけると良いとも思います。
対談の中で印象的だったのが「暮らしの中で足元から変えていくことは未来の子どもたちのため」という言葉。
高橋一也さんは流通としての視点での「たね」早川ユミさんは自給自足の糧としての「たね」としてそれぞれ捉えてると思うのですが、どちらも大切なことだと思います。
たねとり人も
たね(米・麦・大豆・雑穀など)を買って食べてる人にも出来ること。
それぞれあると思います。
僕も料理人の経験を重ねていくうちに「究極の料理」とは何か?と考えた結果が、料理の始まりであり素材そのものでもある「種子」に辿り着き、種子がきっかけで「みつばち」の問題にも辿り着きました。
本来は衣食住すべての元が「たね」であること。
つまり全ての人の生活そのものや地球上の生命活動を支えてるのが「たね」
私たちが生きる上でも切っても切れない生命との向き合い方の問題でもあると感じてます。
この場を作っていただいた加藤夫妻にも感謝です。
高橋一也さん、早川ユミさんもありがとうございました。
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